乾癬(かんせん)とは
乾癬とは、皮膚表面が赤くなった後に厚みのある瘡蓋ができて、次第に白い塊がボロボロと落ちる皮膚疾患です。皮膚症状に伴う痒みや痛みには個人差があり、痛みが全くない人もいれば、痒みや痛みに悩まされる人もいます。
乾癬は、特に頭部や膝、肘、下腿伸側、臀部などによくできます。また、皮膚症状のほかに、発熱や関節痛、倦怠感などの症状が伴うことがあります。
乾癬が起こる原因
乾癬の治療
当院では,各患者さんにあわせて治療をカスタマイズします.大学病院や中規模病院で採用している中波紫外線療法:エキシプレックス308を軸に,
漢方薬,外用薬と内服薬にて加療してまいります.
中波紫外線療法
当院では、乾癬やアトピー性皮膚炎に有効な紫外線治療器「エキシプレックス308」を導入しています。免疫異常によって皮膚の炎症が起きている場合には、紫外線療法が適しています。
中波紫外線療法とは
「中波紫外線」という紫外線の中でも皮膚治療に有効性が認められていて、安全で効果的な光を利用した新しい治療法です。
人体への影響が少なく、免疫の働きを弱める作用や皮膚に色を付ける作用などを活用して、アトピー性皮膚炎や尋常性白斑、円形脱毛症などの皮膚疾患の治療に使用されます。この治療は痛みを伴わず、麻酔が必要なく、中波紫外線を照射するだけで行うことができます。
中波紫外線療法は、以下のお悩みの方におすすめです
保険適応
- 尋常性乾癬,類乾癬,アトピー性皮膚炎,掌蹠膿疱症,尋常性白斑,菌状息肉症,慢性苔癬状粃糠疹,円形脱毛症,悪性リンパ腫
保険適応外の疾患
- 異汗性湿疹・結節性痒疹・手荒れ・痒みなど.
- 薬剤を塗っても症状が改善しない場合は、一度当院にご相談ください。
保険での治療料金(3割負担) | 1,020円. 別途診察料や処方箋料などがかかります. |
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アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、皮膚が乾燥して湿疹が起こり、痒みが伴うため掻きむしるなどで湿疹が広がってしまいます。皮膚症状が改善したり、悪化したりを繰り返す慢性皮膚湿疹です。
アトピー体質の場合、抵抗力が低下するなど体調不良や、ストレス、汗などによって湿疹が悪化することがあります。皮膚がカサカサした状態から、皮膚が分厚くごわごわと硬くなる状態、ジクジクと汁が出て腫れた状態など、湿疹の状態で重症度を判断します。
アトピー性皮膚炎の治療
当院では,各患者さんにあわせて治療をカスタマイズします.大学病院や中規模病院で採用している中波紫外線療法:エキシプレックス308を軸に,
漢方薬,外用薬と内服薬にて加療してまいります.
中波紫外線療法
また、高輝度のため短時間の照射が可能です。痛みがほとんどないため、患者様への負担が少なく済みます。
保険での治療料金(3割負担) |
1,020円. 別途診察料や処方箋料などがかかります. |
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東邦大学医療センター大橋病院との連携
当院は東邦大学医療センター大橋病院と連携しておりますので、デュピクセント、ミチーガ、オルミエント、リンヴォック、サイバインコなどによる専門的な治療が必要な場合にはご紹介させて頂いております。